横浜市、市内16校の小学6年生に児童英検の受験を導入

 横浜市教育委員会では平成26年度から、市内16校の小学校6年生が児童英検、市内30校の中学校3年生が英検を受ける事業を導入する。6年後の東京オリンピック開催を見据え、国際都市「横浜」の歴史や伝統を世界に発信できるグローバル人材の育成に取り組む。

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  • 児童英検の5つの特徴(日本英語検定協会)
  • 英検 各級の目安(日本英語検定協会)
 横浜市教育委員会では平成26年度から、市内16校の小学校6年生が児童英検、市内30校の中学校3年生が英検を受ける事業を導入する。6年後の東京オリンピック開催を見据え、国際都市「横浜」の歴史や伝統を世界に発信できるグローバル人材の育成に取り組む。

 教育委員会では平成26年度の重点施策・事業として、「英語教育における外部指標の活用」「新規教材を活用した英語力の強化」「横浜市立高校グローバル人材育成事業」などを新たに始める。児童英検の実施もその一環として行われる。

 児童英検は、日本英語検定協会が1994年に開発した児童向けの「育成型ゲーム感覚」のリスニングテスト。「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」の3つのグレードがあり、成績は合否ではなく正答率で表示する。同市では、2年から3年半の小学校での英語活動が目安となっている「シルバー」の受験を予定している。

 中学校3年生の英検は、原則として中学校卒業段階の英語力達成目標である3級の受験を予定している。また、すべての市立高校(全日制)でTOEFLなどを実施する。いずれも学校での成績には影響せず、自己の目標という形になる。

 このほか、小・中・特別支援学校に英語指導助手(AET:Assistant English Teacher)の配置を100校から147校に拡充、小学校全校に外国人非常勤講師(IUI:International Understanding Instructor)を派遣する小学校国際理解教室を実施する。
《黄金崎綾乃》

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