京都電子計算(KIP)は4月10日、大学・短期大学向けに低価格型インターネット出願システム「POST@net(ポスタ)」の提供を開始すると発表した。 2014年度入試では、私立大学の1割以上がインターネットでの出願方法を採用し、今後も採用校が増加すると予測されている。KIPは、2002年から大学向けに同サービスを提供してきたが、2015年度入試に向けてシステムとデザインを一新。初期費用97万2,000円、年間利用料54万円、年間2,000人以下なら大学負担手数料が無料という低価格でサービスを提供する。 ポスタは、入試要項の情報をアップロードするだけの簡単設定。ロゴマークやカラーも自由に設定ができ、大学のアイデンティティを反映させることもできる。また、志願書記載内容の確認、複雑化する入試形態の整合性確認も志願段階でチェックが可能。検定料算出もシステムで対応できるという。 KIPは、創業当初から大学向けのアウトソーシング、ソフト開発などを提供。特に入試業務については、インターネット出願を含めた志願から採点、判定、入学手続に至るまでの全業務において1社でサービスを完結できるのが強みだという。同社では、今後も、インターネット出願システムをステップとした入試ソリューションの拡大を目指していく。