千葉市、待機児童ゼロ達成

 千葉市は4月10日、保育所へ入所を希望しても空きがなくて入れない「待機児童」が4月1日時点で0人となったことを発表した。前年同時期は32人だったが、民間保育園の整備や事業者の自主整備により合計361人の定員拡大を図ったという。

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待機児童数の状況
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 千葉市は4月10日、保育所へ入所を希望しても空きがなくて入れない「待機児童」が4月1日時点で0人となったことを発表した。前年同時期は32人だったが、民間保育園の整備や事業者の自主整備により合計361人の定員拡大を図ったという。

 千葉市は「待機児童解消に向けたアクションプラン2010」に基づき、民間保育園を8か所新設、既設2か所で定員増を行ったほか、事業者の自主整備により2か所で定員増を行った。その結果、平成26年度の保育所定員は12,274人(前年比361人増)となった。

 また、「国と自治体が一体的に取り組む待機児童解消『先取り』プロジェクト」に基づき、平成23年度より、認可保育所以外の受入れ定員の拡大に努めている。求職中世帯に対しては、先取りプロジェクト認定保育施設および保育ルームの保育料と認可保育所の保育料の差額相当分を補助する制度を創設した。

 待機児童の解消とあわせて、保育の質の確保にも取り組んでいる。認可保育所の保育士の配置や乳児室の面積など、国の基準を上回る基準を設け、外部の専門家による厳密な審査を行っているという。
《工藤めぐみ》

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