日本学生支援機構は4月22日、平成24年度の大学間協定などに基づく日本人学生留学状況調査の結果を公表した。国別では米国が10,355人ともっとも多く、海外に派遣する学生の数が多かったのは早稲田大学、関西外語大学、立命館大学だった。 日本人学生留学状況調査は、国内の大学と諸外国の大学などとの学生交流に関する協定などに基づき、教育または研究などを目的として、平成24年度中(平成24年4月1日から平成25年3月31日まで)に留学を開始した日本人学生数および該当協定などについて調べたもの。 平成24年度に1か月未満の短期から1年以上の長期留学を行った学生は、前年度と比較して6,353人増えて43,009人だった。地域別でみると北米が14,442人でもっとも多く、続いてアジアが13,549人、ヨーロッパが9,273人、オセアニアが5,318人だった。 国別でみると、米国が全体の24.1%ともっとも多く、前年度より1,753人増えて10,355人。次いで中国が4,414人、韓国が4,365人、カナダ4,087人だった。専攻分野別では、人文学科が28,413人、社会科学4,362人、工学2,031人。 また、日本人学生の派遣数が多い大学として、早稲田大学が1,612人、関西外語大学が1,413人、立命館大学が1,398人と前年度同様、1,000人以上の学生を派遣している。国立大学で多かったのは千葉大で523人、広島大学475人、北海道大学443人だった。