上智大学と聖マリアンナ医科大学は4月22日、教育・研究活動の交流と連携を目的とした大学間交流に関する包括協定を締結した。教育プログラムの相互提供や共同開発、教職員交流など、活性化を図る施策を検討していく。 両大学は、キリスト教カトリック精神を基底にしていることから、聖マリアンナ医科大学の附属病院では、上智大学総合人間科学部看護学科の実習生の受け入れ先になるなど、これまでも交流を行ってきた。 また、上智大学は、聖マリアンナ医科大学の開学以来、社会科学や外国語科目などの教養系教員を派遣してきた。 4年前に上智学院と聖母学園が合併、3月に聖母大学(看護)を閉校し、上智大学人間科学部看護学科への移行が完了。上智大学高祖敏明理事長は、「医学部・病院を持たない上智大学に温かい支援を約し、背中を押してくれたのが明石勝也理事長(聖マリアンナ医科大学)だった」とコメント。 今回の締結により、教職員の交流・教育プログラムの共同開発などさまざまな分野において個別協定が結ばれる。