Googleは、教育機関向けに提供しているメール、カレンダー、ドキュメント作成ソフトなどを集約したサービス「Google Apps for Education」を通じた広告目的のデータ収集を行わないと発表。
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Googleは、教育機関向けに提供しているメール、カレンダー、ドキュメント作成ソフトなどを集約したサービス「Google Apps for Education」を通じた広告目的のデータ収集を行わないと発表。子どもたちが学習に活用する環境においては、広告の非表示化に加え、広告目的のデータ収集を停止した。
「Google Apps for Education」は、Googleが教育機関向けに提供しているWeb上の学習環境。メールやカレンダー機能に加え、ドキュメント、スプレッドシート、プレゼンテーションを作成・共有する機能も搭載。国内では、一橋大学、日本大学、広尾学園中学校・高等学校、大分教育委員会などが導入しており、世界中の数100万の生徒と教師が「Google Apps」を使用しているという。
今回のGoogleの対応は、「Google Apps for Education」ユーザーに対し、広告目的のデータ収集を行わないというもの。メールだけでなく、「Google Drive」に保存したファイル内の情報に関しても、データの広告利用は行わないとしている。セキュリティ、運用、アーカイブ化など、サービス向上に繋げるためのデータ収集は引き続き行われていく予定だ。
教育のICT化が進む中、「Google Apps for Education」のような無料サービスは教育機関にとって魅力的だ。学校や保護者が安心して子どの利用を促すことができるサービスであってほしい。
《湯浅大資》