22歳以下対象の「セキュリティ・キャンプ」が参加者募集…IT人材を育成

 情報処理推進機構(IPA)は、22歳以下の学生を対象とした「セキュリティ・キャンプ全国大会2014」を8月12日から16日(4泊5日)の日程でクロスウェーブ幕張で開催。参加者の募集を開始した。

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セキュリティ・キャンプ全国大会2014
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 情報処理推進機構(IPA)は、22歳以下の学生を対象とした「セキュリティ・キャンプ全国大会2014」を8月12日から16日(4泊5日)の日程でクロスウェーブ幕張で開催。参加者の募集を開始した。

 セキュリティ・キャンプでは、ITに対する意識の高い若者に対し、サイバーセキュリティおよびプログラミングに関する教育を実施。技術面のみならずモラル面、セキュリティ意識、職業意識、自立的な学習意識等の向上を図り、日本における将来の高度IT人材となり得る優れた人材の発掘と育成を目指している。本事業は、2004年度より毎年開催され、2013年度のセキュリティ・キャンプまでで計438名の将来有望なIT人材を輩出しているという。

 今回の大会では、昨年度の「まだ見ぬ脅威を先取りし、防御を考えられる」というテーマをさらに強化する一環として、新たにWeb関連技術のような「進化が早い技術」を扱う一方、コンピュータの深部に踏み込み「コンピュータの動作原理」まで理解して、脅威の可能性を追求する技術を扱う予定だ。

 キャンプでは「ソフトウェア・セキュリティ・クラス」「Web・セキュリティ・クラス」「ネットワーク・セキュリティ・クラス」「セキュアなシステムを作ろうクラス」の4クラスを用意。応募時に希望する専門科目を選択することができる。講師は、企画・実行委員会により選ばれたセキュリティの世界で活躍する有識者が担当。また、ITの分野で活躍する人々による特別講義も予定している。

 応募はメールにて受け付けているが、今回新たな試みとして、ネットワーク・セキュリティ・クラスの応募用紙に「そのままでは読み出せない細工」を施している。応募希望者が応募用紙に記入するためには、ファイルを正しく読み解く必要があり、それには一定以上の技術力が必要となる。今回の試みは、より高度な講義を行う上で必要な技術レベルを有しているのか、あらかじめ確認する意図があるという。

◆セキュリティ・キャンプ全国大会2014
開催期間:8月12日(火)~16日(土)4泊5日
開催場所:クロス・ウェーブ幕張
参加資格:日本国内に居住する、22歳以下の学生・生徒(2015年3月31日時点)
参加費用:無料
※自宅と会場間の交通費、宿泊費(1名1室)、食事代(3食)、講義代、テキスト代、機器/施設使用料などを主催者が負担
募集人数:約40名
《水野こずえ》

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