シャープ、60V型電子黒板を発売…従来比4割安

 シャープは5月12日、60V型学校向け電子黒板「BIG PAD Campus<PN-C603B>」を発売した。実勢価格は40万円前後で、従来の電子黒板より4割程度安いという。割安になったことにより、電子黒板の普及がさらに促進されると見込まれる。

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 シャープは5月12日、60V型学校向け電子黒板「BIG PAD Campus<PN-C603B>」を発売した。実勢価格は40万円前後で、従来の電子黒板より4割程度安いという。割安になったことにより、電子黒板の普及がさらに促進されると見込まれる。

 シード・プランニングが2013年9月にまとめた調査結果によると、電子黒板市場は、2009年までは年間数千台という数字で推移してきた。2010年は2009年度の補正予算で電子黒板の拡充が盛り込まれたことから、一気に3万7,000台に急伸。その反動から2011年は元の水準に戻ったが、2012年には1万台を超え、2013年は2万台(60億円)にのぼるという。

 また、2013年から電子黒板導入を先行させる自治体が出てきており、この動きは2014年以降に各自治体に拡大すると予測される。今回の安価な電子黒板の発売により、さらに普及が促進されそうだ。

 シャープは3月に最大4人の同時書き込みが可能な70V型/60V型タッチディスプレイ「BIG PAD Campus」2機種4モデル<PN-L703A/PN-L703B/PN-L603A/PN-L603B>を発売。実勢価格は70V型が80万円~100万円前後、60V型が70万円前後だった。これに比べ、今回発売の電子黒板は、2人同時書き込み可能に機能を絞り、低価格を実現してるという。
《工藤めぐみ》

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