授業料無償化制度対象者の86%「私立高校に修学できたのは制度のおかげ」

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授業料無償化制度の影響
  • 授業料無償化制度の影響
  • 私立高校を選択したときの決め手
  • 決め手となった項目は期待通りだったか
  • 学校の先生に対する評価
 大阪府は6月20日、平成25年度私立高校3年生の保護者を対象とした高校生活満足度調査の結果を発表した。大阪府の授業料無償化制度の対象者のうち、86.1%が「無償化制度があったので私立高校に修学することができた」と回答したことが明らかになった。

 大阪府では、子どもたちが中学校卒業時の進路選択段階で、自らの希望や能力に応じて自由に学校選択できる機会を提供することを目的に、平成23年度の新1年生から、私立高校の授業料無償化制度(私立高校生等授業料支援補助金)を実施している。この無償化制度で3年間学んだ生徒が平成26年3月に卒業したことから、高校生活に関する満足度調査を平成26年1月に実施した。

 調査は、入試選抜を経たうえで全日制私立高校(91校)に入学した平成25年度の高校3年生のうち、各校が選定したクラスに属する生徒の保護者10,537人を対象に、平成26年1月に府内の私立高校へ調査用紙を配布し、各学校において調査対象クラスを選定のうえ、対象生徒を通じて保護者に調査用紙を配布。3月末までに2,517人の保護者から回答を得た。

 私立高校を選択したときの決め手は、「公立高校にはみられない独自の建学の精神がある」が15.4%でもっとも多く、ついで「進学指導が充実している」13.6%だった。また、これらの項目について3年間の高校生活が期待通りであったという意見は、それぞれ89.8%、85.6%であった。

 3年間の高校生活を通じた学校の先生に対する評価を聞いたところ、「そう思う」と「多少そう思う」を合わせた肯定的な意見として、「生徒の指導に熱心だった」が84.8%ともっとも多く、「信頼できる先生であった」84.4%、「生徒をよく理解してくれた」80.0%が続いた。

 授業料無償化制度の対象であった割合は61%。このうち、「無償化制度があったので、私立高校に修学することができた」と回答した割合は86.1%だった。これを世帯の収入別にみると、「年収250万円未満」93.8%、「350万円未満」92.7%、「500万円未満」91.3%、「600万円未満」90.5%、「800万円未満」87.9%と、年収が上がるほど減少している。
《工藤めぐみ》

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