文部科学省は6月25日、各国立大学の中期目標・中期計画を公表した。全国86の国立大学が掲げた「教育目標」「研究目標」「学生への支援」「社会との連携や社会貢献」のほか、予算や収支計画、収容定員などが大学ごとに紹介されている。 東京大学は、平成22年4月1日~平成28年3月31日の6年間に、推薦入試や秋季入学、4ターム制導入に向けた学事暦の見直しなどを推進する。4ターム制を展望した教育内容・方法の改善、教育の国際化を具現化するため、全学的な教育体制について必要な見直しを行うとしている。 京都大学は、平成22年4月1日~平成28年3月31日の6年間に、グローバル化の取組みを推進するため、グローバルに活躍できる人材の育成が学部段階から可能となるよう、理工系、医学生命系、人文社会系などの各分野トップレベルの研究者を海外大学等から招へいして「スーパーグローバルコース(仮称)」を構築することなどを掲げている。