2014年度TOEIC IPテスト、新入社員の受験者数と実施企業が過去最高を記録

日本でTOEICプログラムを実施・運営する、国際ビジネスコミュニケーション協会は、TOEIC IPテスト(団体特別受験制度)を実施している企業・団体における、新入社員と内定者のデータを集計し、受験者数や平均スコアなどを発表した。

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新入社員の平均スコア・受験者数・実施企業数の推移
  • 新入社員の平均スコア・受験者数・実施企業数の推移
  • 内定者の平均スコア・受験者数・実施企業数の推移
  • 新入社員・一般社員の業種別の平均スコア比較
 日本でTOEICプログラムを実施・運営する、国際ビジネスコミュニケーション協会は、TOEIC IPテスト(団体特別受験制度)を実施している企業・団体における、新入社員と内定者のデータを集計し、受験者数や平均スコアなどを発表した。

 それによると、新入社員の受験者数は3万212人、実施企業数は791社、平均スコアは500点。前年度より受験者数は1,017人増、実施企業数は35社増で、5年連続の増加となった。平均スコアは5点ダウンと低下したものの、受験者数および団体数は過去最高を記録し、ビジネスのグローバル化に伴い社員の英語力を重視する企業が増え、新入社員にTOEICテストを受験させるケースが増えている。なお、そのうち、内定時・入社後の両方にTOEICテストを受験した企業(2回実施企業)は前年度より10社増えて180社、こちらも過去最高となった。

 また、内定者の受験者数は1万269人、実施企業数は318社、平均スコアは557点。受験者数および実施企業数は過去最高を記録し、平均スコアは、前年度とほぼ同スコアとなったが、新入社員より60点近く平均スコアが高く、学生が就職活動の段階から入社後の英語の必要性を認識し、英語学習に取り組んでいることがうかがえる。

 業種別の比較では、鉱業、石油、商社、マスメディア、公共団体の5業種で、新入社員の平均スコアが600点を超え、特に石油では昨年度の484点から約120点も平均スコアが上昇している。
《水野こずえ》

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