中高生がITサービスを提案する起業マインド育成講座、広尾学園

 中高生が起業マインドを学ぶ特別授業が、広尾学園にて開催された。計6回の90分授業からなる起業講座「ITサービスを作って起業しよう!」の最終回となった7月16日の特別授業では、中高生からなる各グループが事業内容のプレゼンテーションを行った。

教育ICT 学校・塾・予備校
広尾学園のIT起業セミナー
  • 広尾学園のIT起業セミナー
  • 広尾学園のIT起業セミナー
  • 広尾学園のIT起業セミナー
  • 講師のLife is Tech 代表取締役CEO 水野雄介氏
  • 広尾学園のIT起業セミナー
  • 広尾学園のIT起業セミナー
  • 広尾学園のIT起業セミナー
  • 広尾学園のIT起業セミナー
 中高生が起業マインドを学ぶ特別授業が、広尾学園にて開催された。計6回の90分授業からなる起業講座「ITサービスを作って起業しよう!」の最終回となった7月26日の特別授業では、中高生からなる各チームが事業内容のプレゼンテーションを行った。

 講座を担当するのは中高生向けのプログラミング学習サービスを提供するLife is Tech!。同社代表取締役CEOの水野雄介氏が講師を務め、起業家であり、現役のIT企業の社長が中高生に対して出前授業を行うというものだ。

 「ITサービスを作って起業しよう!」は、広尾学園の中学生から高校生までを対象に、希望者を募って実施されるもので、学年の区別なしにテーマごとにチーム分けされて行われる。取材したのは講座の最終回、生徒は5月から作り上げてきた事業の内容や特徴、魅力などをプレゼンテーションした。

 講座の内容は、中高生がチームとなって事業を企画し、企画した事業を紹介するプロモーションビデオを作成し、サービスローンチにともなうプレゼンテーションを行うというもの。企画する事業については、起業に際して手持ちの資金がなくてもスモールスタートがしやすいインターネットを利用したサービスに限定されていた。

 5月に実施された第1回の授業で水野氏は、起業に必要な要素として「ビジョン」「事業内容」「チーム」の3つをあげ、生徒それぞれが抱く事業イメージからグループ分けを行った。その後は、各グループが事業を立ち上げるチームとしてのビジョンをブレインストーム、2回目の授業で事業部名と事業内容を決めていった。

 事業内容は、既存の問題や課題を解決するために必要なサービスを考えるというアプローチが大切だと水野氏は解説。各チームは、事業部名を考え、自分たちが課題だと捉えた事柄の解決策となり得るIT事業の内容を考えていった。
《中尾真二》

中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。エレクトロニクス、コンピュータの専門知識を活かし、セキュリティ、オートモーティブ、教育関係と幅広いメディアで取材・執筆活動を展開。ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から使っている。

+ 続きを読む

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top