ワンプッシュ式蚊取りの使い方に注意、誤噴射防止ロックを忘れずに

 電気や火を使わず、ボタンを1回押すだけで一定量の薬剤が噴射される「ワンプッシュ式蚊取り」。国民生活センターは8月7日、置き型のワンプッシュ式蚊取りの使い方について、消費者への注意喚起を行った。使用の際に顔にかかる事故などが報告されている。

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置き型のワンプッシュ式蚊取りの使用イメージ
  • 置き型のワンプッシュ式蚊取りの使用イメージ
  • 顔にかかってしまう一例(写真は子どもが誤って噴射した場合を想定)
  • 噴射範囲の様子(イメージ)
  • 誤噴射防止ロックの外観
 電気や火を使わず、ボタンを1回押すだけで一定量の薬剤が噴射される「ワンプッシュ式蚊取り」。国民生活センターは8月7日、置き型のワンプッシュ式蚊取りの使い方について、消費者への注意喚起を行った。使用の際に顔にかかる事故などが報告されている。

 厚生労働省の「平成24年度 家庭用品等に係る健康被害病院モニター報告」によると、ワンプッシュ式蚊取りなどのバリアー用エアゾールの吸入事故に関する報告件数は、平成22年度に26件、平成23年度に51件、平成24年度には73件までに増加。そのなかでも、子どものいたずらによるものが52件と全体の約7割を占め、そのうち42件に症状が出現したという。

 PIO-NET(全国消費生活情報ネットワークシステム)には、平成21年4月から平成26年6月末までにワンプッシュ式蚊取りの危害情報が7件寄せられ、いずれも置き型のワンプッシュ式蚊取りによるものだった。主な事例では、成人でも薬剤を使用する際に顔にかかってしまい、けがをしたというものがみられた。

 同センターでは、2014年6月上旬にドラッグストアなどで販売されていた置き型のワンプッシュ式蚊取り5銘柄について調査を実施。それによると、噴射口は目安としてくぼみや突起状になっているものの、すべての銘柄に噴射方向などの注意表示はなかった。噴射範囲はすべての銘柄で、横方向に約60~70cm、縦方向に約100~110cmの位置だった。これは床から噴射したと仮定して、平均身長でみた5歳児の顔にかかる範囲にあたる。ただし、すべての銘柄に誤噴射防止ロックがあり、取扱説明書の使用方法にも明記されていた。

 これらの調査から同センターでは消費者へのアドバイスとして、「噴射する前に、噴射の方向をよく確認すること」「子どもが一人で使用しないように注意すること」「使用しないときは誤噴射防止ロックを『LOCK』の位置にして、子どもの手の届かない場所に置くこと」を挙げている。また、業界にはより安全な装置の開発やさらなる啓発を要望していくとしている。
《黄金崎綾乃》

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