生涯総研、英語4技能テスト結果を比較できる新スコア尺度を開発

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CSEイメージ図
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  • 英検スコアリングサービス(β版)
 日本生涯学習総合研究所(生涯総研)は9月1日、語学のコミュニケーション能力レベルを示す国際基準規格「CEFR」と関連性を持たせた、新しいスコア尺度「Common Scale for English(CSE)」を試験的に開発したと発表した。

 現在、文部科学省の「英語教育の在り方に関する有識者会議」などで、大学入試に4技能(聞く・話す・読む・書く)の配点が同一となる均等試験の導入が求められており、一部大学入試では、すでに4技能を評価できる資格・検定試験が活用されているという。

 生涯総研では、日本英語検定協会(英検協会) からの委託を受け、英語のテスト結果を比較可能とする、ユニバーサルなスコア尺度の研究・開発を進めていた。今回発表した「CSE」は、4技能均等試験活用の議論を踏まえ、「CEFR」のA1レベル(初級学習者)からC2(熟達した学習者)までの範囲を各技能1000点満点とし、4技能合わせて0から4000のスコアに尺度化。英検、IELTS、TEAP、TOEFL iBTに加え、BULATS、児童英検他、英語関連のテストを測定技能ごとに、CSE尺度上のスコアに換算してマッピングしていくため、異なる種類の英語テストを受験した結果も比較できるようになるという。

 さらに生涯総研では、CSE尺度に基づく新スコアを活用し、実用英語技能検定(英検)の得点をスコア化する「英検スコアリングサービス(β版)」を9月1日より無料公開。同サービスでは、英検受験者が、受験した級、年度、回次、曜日、技能ごとの得点を画面上で選択することで、英検の成績をCSEスコアとして算出する。スコアは、異なる回次で受験したテストの結果も比較でき、学習の進捗を細かく把握することができる。

 生涯総研では今後、β版の使用を通してユーザーの意見を収集するとともに、IELTS、TEAPのCSE尺度上での関連付けを進め、2015年3月を目標に正式版をリリースし、2016年度入試へ向けての正式運用を目指していく。
《水野こずえ》

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