国際男女平等ランキング2014、日本は142か国中104位

 世界経済フォーラムは10月28日、グローバル・ジェンダー・ギャップ・レポート(世界男女格差年次報告書)2014を発表した。日本は調査対象国142か国中104位で、前回よりも順位を1つ上げた。教育機会は2006年の60位から2014年の93位と下降傾向にある。

教育・受験 その他
国際男女平等ランキング(総合)、世界経済フォーラム調査
  • 国際男女平等ランキング(総合)、世界経済フォーラム調査
  • 国際男女平等ランキング(アジア・太平洋諸国)、世界経済フォーラム調査
  • 国際男女平等ランキング(教育機会)、世界経済フォーラム調査
 世界経済フォーラムは10月28日、グローバル・ジェンダー・ギャップ・レポート(世界男女格差年次報告書)2014を発表した。日本は調査対象国142か国中104位で、前回よりも順位を1つ上げた。教育機会は2006年の60位から2014年の93位と下降傾向にある。

 同レポートは、142か国を対象に「経済的平等」「教育機会」「健康」「政治参加」の主要な4分野において、男女格差縮小への取組みをもとに国の順位付けを行っている。今回で9回目となる。

 男女が平等に近い国は、1位「アイスランド」、2位「フィンランド」、3位「ノルウェー」、4位「スウェーデン」、5位「デンマーク」と、北欧諸国が上位を占めた。

 分野別にみると、教育機会は、1位がオーストラリアやブラジル、カナダ、デンマーク、フィンランド、フランス、アイスランド、ニュージーランド、ノルウェー、フィリピンなど25か国で、格差がない。日本は93位だった。

 地域別にみると、アジア・太平洋諸国でもっとも上位はフィリピン(9位)。シンガポール(59位)、タイ(61位)、中国(87位)、日本(104位)、韓国(117位)などが続いた。

 日本の評価は、「経済的平等」102位、「教育機会」93位、「健康」37位、「政治参加」129位で、総合104位となった。2006年からの推移をみると、「教育機会」は2006年の60位から2010年の82位、2014年の93位と下降傾向にある。
《工藤めぐみ》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top