日本人の英語能力は63か国中26位、アジアでは5位

 イー・エフ・エデュケーション・ファーストは11月12日、「EF英語能力指数(EF EPI)第4版」の調査・分析結果を発表した。日本人の英語点数は52.88点で、世界63の国と地域の中では26位となった。日本人の英語能力は過去7年間ほとんど変化がないという。

教育・受験 学習
イー・エフ・エデュケーション・ファーストのホームページ
  • イー・エフ・エデュケーション・ファーストのホームページ
  • 英語教育シンポジウム
  • シンポジウムのプログラム
 イー・エフ・エデュケーション・ファーストは11月12日、「EF英語能力指数(EF EPI)第4版」の調査・分析結果を発表した。日本人の英語点数は52.88点で、世界63の国と地域の中で26位となった。日本人の英語能力は過去7年間ほとんど変化がないという。

 EF EPIは、世界中の成人の英語能力を比べることができる包括的なランキング。第1版は2007年~2009年、第2版は2009年~2011年のそれぞれ3年間に渡ってアーカイブされたデータをもとに、第3版は2012年のデータをもとに分析。今回の第4版は、2013年に世界63の国と地域でEFの英語試験を受験した18歳以上の成人75万人の英語能力を測定し、数値化した。

 アジア地域でもっとも英語能力が高いのはマレーシア(世界12位)、2位シンガポール(世界13位)、3位韓国(世界24位)、4位インド(世界25位)、5位日本(世界26位)、7位台湾(世界30位)、8位香港(世界31位)、9位中国(世界37位)が続いた。

 これまでの日本人の英語点数を見てみると、第1版では54.17点、第2版では55.14点、第3版では53.21点で、調査開始以来7年間ほとんど変化がないことが明らかになった。同社の中村淳之介社長は、「過去7年間残念ながら日本人の英語能力には大きな上昇が見られません。教育現場では長年グローバル化への取組みが進められているにもかかわらず、その結果がいまだ現われていない状況が続いています」とコメントしている。

 同社は11月24日(祝)と25日(火)の2日間、京都と東京で英語教育シンポジウム「日本のグローバル化と英語教育」を開催する。両会場では、世界の英語能力のトレンドをはじめ、日本の調査分析結果や変化について説明する。

◆英語教育シンポジウム「日本のグローバル化と英語教育」
【京都会場】
日時:11月24日(祝)14:00~16:30
会場:京都大学百周年時計台記念館(京都市左京区吉田本町)
【東京会場】
日時:11月25日(火)18:00~20:30
会場:イー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン(渋谷区渋谷2-15-1 渋谷クロスタワー27階)
《工藤めぐみ》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top