東京都江東区の渡り鳥からA型インフルエンザウイルス検出

 東京都環境局は11月17日、江東区で回収された死亡野鳥からA型インフルエンザウイルスを検出したと発表。これを受け、環境省は発生地周辺10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定、野鳥の監視を強化する。

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環境省、対応レベル及び野鳥監視重点区域について
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 東京都環境局は11月17日、江東区で回収された死亡野鳥からA型インフルエンザウイルスを検出したと発表。これを受け、環境省は発生地周辺10キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定、野鳥の監視を強化する。

 回収されたのは、渡り鳥のホシハジロ1体。13日に死体が回収され、簡易検査を実施したところ陰性と判明。その後、国立環境研究所が遺伝子検査を実施したところA型インフルエンザウイルス遺伝子陽性と判明した。

 現時点では、病性は未確定であり、高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されたわけではないという。今後高病原性鳥インフルエンザウイルスの確定検査が行われ、約1週間ほどで検査結果が判明する。高病原性鳥インフルエンザウイルスが確定した場合には、野鳥緊急調査チームを派遣される予定だ。

 環境省によると、鳥インフルエンザウイルスは、通常では人には感染しないという。死亡野鳥に素手で触らない、野鳥のいる公園などに行った際は靴で糞を踏まないなど、注意するよう呼びかけている。
《湯浅大資》

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