滋賀県草津市、全小中学校での計3,200台タブレット活用にxSyncを採用

 パイオニアVCは11月25日、滋賀県草津市内の全小中学校に導入された3,200台のタブレット端末を授業で活用するための仕組みとして、ビジュアルコラボレーションサービス「xSync (バイシンク)」を同市に提供したと発表した。

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全小中学校に計3200台のタブレット端末を導入した滋賀県草津市
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 パイオニアVCは11月25日、滋賀県草津市内の全小中学校に導入された3,200台のタブレット端末を授業で活用するための仕組みとして、ビジュアルコラボレーションサービス「xSync (バイシンク)」を同市に提供したと発表した。

 草津市では、小中学校のすべての教室に電子黒板を設置するなど教育のICT化を推進。タブレット端末を授業の中で活用することで「一斉学習」「個別学習」「協働学習」を推進し、児童・生徒の思考力・判断力・表現力等の学力向上を目指している。

 「xSync」は、パイオニアVCが展開する協創を支援するための教育用プラットフォームの総称。教室にある電子黒板や学習用端末などを連携し、画像転送を短時間で繰り返し行うことで、自分のアイデアとたくさんの仲間の意見を協働し、新たなオリジナルな発想を創り出す「シンクロする学び」を提供するとしている。

 今回の導入決定では、電子黒板や教員のPCなどの既存ICT機器を利活用できる点や、教材配信や答えの比較表示がすぐにできる高速画面対応、学習を妨げることがない簡単な機器操作などが評価された。

 「xSync」導入について、草津市の橋川渉市長は、「子どもたちの学習への興味、関心、そして意欲が、確実に高まった。人前で発表するのが苦手だった子が、タブレットに自分の考えを書くことが嬉しくて、積極的になったという例も聞いている。協働学習支援ソフトを使って仲間の考えが瞬時に共有できるので、コミュニケーション力も引き出されている」などとコメントしている。
《水野こずえ》

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