大阪市が体力テストの結果公表、全国平均下回る種目多く

大阪市教育委員会は、平成26年度「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の概要を取りまとめて公表した。小学生、中学生を対象に種目の実技のほか、質問紙調査を行った。実技では全国平均に近づいた種目がある一方、前年同様に全国と大きく差がある種目もあった。

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経年比較した調査結果(小学5年生男子)
  • 経年比較した調査結果(小学5年生男子)
  • 経年比較した調査結果(中学2年女子)
  • 1週間の総運動時間の分布(小学校)
  • 1週間の総運動時間の分布(中学校)
  • 部活動の所属状況と1週間の総運動時間(中学校男子)
  • 部活動の所属状況と1週間の総運動時間(中学校女子)
 大阪市教育委員会は、平成26年度「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の概要を取りまとめて公表した。小学生、中学生を対象に8種目の実技のほか、質問紙調査を行った。実技では全国平均に近づいた種目がある一方、前年同様に全国と大きく差がある種目もあった。

 文部科学省は平成20年度から「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」を実施。子どもの体力の状況を把握・分析し、体力向上にかかわる施策の成果と課題を検証して改善を図ることを目的に行っている。大阪市は市内の小学5年生と特別支援学校小学部5年生18,940人、中学2年生と特別支援学校中学部2年の17,368人を対象に実施した。調査期間は平成26年4月~7月。

 小学校の実技に関する調査(新体力テスト)は、握力、上体起こし、長座体前屈、反復横とび、20mシャトルラン、50m走、立ち幅とび、ソフトボール投げの8種目。男子はソフトボール投げ以外のすべての種目で全国平均を下回った。前年度も全国平均と差があった反復横とび、20mシャトルラン、立ち幅とびの3種目は、男女ともにまだ全国平均と差がある結果になった。男子の20mシャトルランは全国平均より3.56回少ない48.11回、反復横とびは2.88回少ない38.73回、立ち幅とびは2.78cm少ない148.92cmだった。小学生女子は握力とソフトボール投げ以外の6種目で全国平均を下回った。

 中学校では、握力、上体起こし、長座体前屈、反復横とび、持久走(男子1,500m、女子1,000m)、20mシャトルラン、50m走、立ち幅とび、ハンドボール投げ(持久走と20mシャトルランのどちらかを選択)の8種目を実施した。

 男女ともに握力で全国平均を上回ったが、ほかの種目すべてで全国平均を下回った。特に差があったのは男子の持久走。前年度は全国平均を4秒以上上回ったが、今回は全国平均を13.32秒下回る406秒21だった。立ち幅とびは前年度全国平均を0.51cm下回っていたが、今回は全国平均を4.78cm下回る188.65cmだった。女子も持久走の種目で全国平均を大きく下回った。前年度は全国平均を4.42秒上回ったが、今回は12.11秒下回る302.75秒だった。

 1週間の総運動時間は、前年度と同じく0分である小学校、中学校でともに多く、中学校では二極化が見られた。中学校では、運動部や地域のスポーツクラブに所属している生徒は1週間の総運動時間が長く、体力合計点も高かった。

 質問紙調査では、家の人から運動やスポーツの勧めがあるほど運動時間が長い生徒の割合が高かった。また、全国と比較して子どもの体力向上の目標設定や取組みを行っていると回答した学校の割合は小・中学校ともに高い結果になった。大阪市は平成25年度から学識経験者やアスリートなどを委員とした「子どもの体力向上推進委員会」において、子どもの体力向上に向けた方策を示している。

 結果は、同教育委員会のホームページで見ることができる。
《田中志実》

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