東京都教育委員会は1月28日、平成27(2015)年度の東京都立国際高校の国際バカロレアコース入試において誤りがあったと発表した。小論文検査の英語による問題文で、語句の一部が欠落していたという。 ミスが判明したのは、1月26日に実施した小論文検査の英語による問題文。舗装(道路・建物)面積率について、「Rate of paved-road and building land-area」とすべきところを「Rate of paved road」と表記していた。 同コースには、日本人生徒(募集人員15人)63人、外国人生徒(募集人員5人)22人の計85人が受検。このうち、35人が小論文で英語による問題を選択した。都教委では、英語による問題を選択した受検者に対し、解答で建物に関して言及していなくても不利にならないよう扱うとしている。 都立高校入試をめぐっては、1月26・27日にも推薦入試で誤りが発覚したことを発表。農産高校食品科の実技検査問題、清瀬高校と小山台高校の小論文検査の問題文に誤りが判明し、農産高校では受検者全員に一律10点を与えると発表している。