就活生を持つ保護者の質問に、キャリアコンサルタントで就活情報サイト「MyCareerCenter web」を運営する高嶌悠人氏が答える連載「保護者の就活」。第7弾では、就職活動と英語の関係性について聞いた。◆英語ができないと一流企業に入れないの? 英語の大切さが取り沙汰されてきて久しいですが、その重要性は衰えるどころか増す一方です。このような風潮には、英語が達者な一部の学生を除いて、学生だけではなく親御さんも心配しているのではないでしょうか。今回は、英語の重要性について説明します。 そもそも英語の重要性が上がったのは、企業のグローバル化が原因です。近年、大手企業はこぞって海外進出しているため、ビジネスシーンで利用される英語を扱えるビジネスマンは重宝されるようになってきました。こういった傾向は未だに続いており、新卒の採用試験でTOEIC点数の足切りをしている企業があるほどです。 このようなニュースが毎日のように流れているため、英語ができない学生とその親御さんは不安に駆られているのだと思います。実際、語学力がある人材を欲しいと企業の人事は言っています。では、英語ができる学生と英語ができない学生は、就職活動の結果において大きな違いが出るのでしょうか。結論としては、当然英語力の分はプラス評価として加味されますが、そこまで極端な違いは出ません。これまでの多くの学生を見てきましたが、英語力と人間性を比較すると、確実に「人間性>英語力」で企業は評価しています。 つまり、英語が出来ないからといって大手企業入社を諦める必要は一切無いです。英語力で加点を得られない分、自分の人間性を存分にアピールすれば良いのです。もし、お子様が英語力の低さを理由に自分の可能性を狭めていたら、そのようにアドバイスしてあげて欲しいと思います。--- リセマム連載「保護者の就活」は、就活生や就活を控える学生の保護者からの質問に対し、キャリアコンサルタントであり就活塾「MyCareerCenter」代表でもある高嶌悠人氏がアドバイスや適切な回答を行うシリーズ。 学生や保護者からの就活に関する質問は、「MyCareerCenter」お問い合わせフォームで随時送信が可能になっている。
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