大学生協調べによると、2014年度、東京大学、早稲田大学でもっとも読まれた文庫は、ちくま文庫刊行の「思考の整理学」であることが明らかになった。本書は1986年刊。刊行から29年目の文庫が売り上げ1位となった。 もともと発刊から2007年までの21年間で16万部のロングセラーとなっていたが、書店店員の「もっと若いときに読んでいれば…」という店頭ポップをきっかけにさらに注目を集め、現在は累計発刊部数191万4,400部の大ベストセラーとなっている。4半世紀を経てなお現役の大学生に支持されているのは極めて異例のことだという。 著者は、評論家・エッセイストの外山滋比古(とやましげひこ)氏。時代に左右されることのない独自の洞察が満載で、実生活において誰もが思い当たる事柄を改めて気づかせてくれる内容となっている。 本書を読んだ東大生からは、「今の時代に必要なのは、情報を手に入れることよりも「捨てる」ことだと感じた」「他分野との接触、混在が新しい思考法を生み出すという考えがとても新鮮に思えた」「根底にある理念は自ら学べ、という点だと感じた」などの感想が寄せられた。 本書は、東京大学生協、早稲田大学生協の2014年度年間文庫ランキング1位を獲得したほか、京都大学生協でも年間文庫ランキング2位、トータルとなる大学生協全体での年間文庫ランキングでも1位を獲得している(全国大学生協連合会調べ)。
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