平成26年の交通事故、自転車事故の死傷者の3割は未成年…警察庁

 警察庁は3月19日、平成26年中の交通事故の発生状況を発表した。交通事故件数は前年度より8.8%減の57万3,842件。負傷者71万1,374人のうち、未成年が占める割合は12.6%だった。自転車事故に限ると、未成年の割合は約3割にのぼった。

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交通事故の発生状況
  • 交通事故の発生状況
  • 年齢層別負傷者数
  • 状態別死傷者数
  • チャイルドシートの使用者率
  • 自転車乗用中の年齢別死傷者数
  • 自転車乗用車の法令違反
  • 道路形状別の事故件数
 警察庁は3月19日、平成26年中の交通事故の発生状況を発表した。交通事故件数は前年度より8.8%減の57万3,842件。負傷者71万1,374人のうち、未成年が占める割合は12.6%だった。自転車事故に限ると、未成年の割合は約3割にのぼった。

 平成26年に発生した交通事故は57万3,842件、前年度より8.8%減となった。死傷者数71万5,487人のうち、死者は4,113人、負傷者は71万1,374人。年齢層別負傷者数をみると、6.9%は15歳以下、5.7%は16歳から19歳が占めている。

 状態別の死傷者数では自動車乗車中がもっとも多く、全体の6割以上となった。6歳児未満の死傷者のうち、チャイルドシート使用者率は75.4%(前年度0.4ポイント増)。チャイルドシート使用者の死亡重傷率が0.96%だったのに対して、不使用の場合は1.98%と、チャイルドシートの使用により被害が軽減されていることがわかった。

 自動車に次いで死傷者数の割合が高かった自転車(15.2%)では、15歳以下が17.1%、16歳から19歳は14.4%となった。自転車の死傷者のうち、約3割を未成年が占めていることになる。また、死傷者のうち63.8%はなんらかの違反(安全不確認など)を伴っており、特に15歳以下では71.4%と高い割合になっている。

 道路形状別の事故件数では、市街地の交差点42.4%がもっとも多く、次いで市街地の単路29.8%、非市街地の単路12.2%が続いた。
《黄金崎綾乃》

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