広島「高校生共通テスト」結果公開、食習慣や携帯利用と相関

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科目別平均通過率および通過率60%以上の生徒の割合
  • 科目別平均通過率および通過率60%以上の生徒の割合
  • 「基礎・基本」の定着実況調査と同一問題の通過率の変化
  • 通過率が60%以上の生徒の割合が8割以上いる学校
 広島県は平成26年度「高等学校共通学力テスト」の結果を公開した。同テストは平成14年度から独自に県内の公立高校の1年生と2年生を対象に実施している。ホームページでは、平均通過率や各教科のまとめなど、結果を分析し学力改善に向けた指導ポイントを示している。

 テストは、県内の県立高校、市立高校、特別支援学校の92校で平成26年11月に実施された。対象は高校1年生と2年生、特別支援学校で高等学校に準ずる教育課程を履修している1年生と2年生。教科は国語、数学、英語の3教科と、生徒の生活や学習に関する意識、さらに学校の指導方法等に関するアンケートも行った。

 テスト結果を教科別にみると、国語を受験した生徒は、正答または準正答の割合「通過率」が60%以上の生徒が7割を超え、基礎的・基本的な学習内容はおおむね定着していることがわかった。一方、1年生が受験したコミュニケーション英語I・A問題、2年生が受験した数学I・B問題とコミュニケーション英語I・B問題では、通過率が7割を下回る結果となった。さらに、数学I、コミュニケーション英語Iは、通過率が30%未満の生徒が5%を上回っていることが課題とされている。

 平日の家庭での学習時間は、1年生の平均が70.6時間で前年度より約3分増、2年生は68.2時間で前年度より約5分増えている。休日の学習時間は1年生が96.2分で、前年度より約6分増、2年生は90.7分で約4分増えている。

 テスト結果のほか、生徒への質問紙調査では、「1日(平日)にどのくらい携帯電話やメール、SNSを利用しているか」については、前年度と横ばいで「1~3時間」がもっとも多く1年生は40.7%、2年生は41.9%だった。

 また、同調査では各科目の平均通過率と質問紙調査項目の関連分析が実施され、平均通過率と相関があると考えられる項目があげられている。結果によると、1年生では、「毎日朝食をとる」「部活動に一生懸命に取り組んでいる」、2年生は「普段から計画を立てて勉強に取り組む」などの回答が平均通過率と相関があるとされている。また、いずれの学年とも「テレビを見たり、ゲーム機を用いて遊んだり、携帯電話等を用いてメールをしたりする時間が短いこと」も通過率に関与していることが見受けられるようだ。

 ホームページでは、テストの通過率が60%以上の生徒の割合が8割以上いる学校の一覧、2年生の成績が1年生のときより伸びた学校の一覧も公開している。
《田中志実》

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