東京都、小5・中2の学力調査問題と解答を公開

 東京都教育委員会は7月2日、平成27年度「児童・生徒の学力向上を図るための調査」を実施。都内の公立小学校5年生、公立中学校および中等教育学校2年生を対象に、ペーパーテストと学習・生活状況の調査が行われた。

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  • 小学校5年生の算数問題(一部)
  • 中学校2年生の英語問題(一部)
  • 小学校の児童質問紙調査票
  • 中学校の学校質問紙調査票
 東京都教育委員会は7月2日、平成27年度「児童・生徒の学力向上を図るための調査」を実施。都内の公立小学校5年生、公立中学校および中等教育学校2年生を対象に、ペーパーテストと学習・生活状況の調査が行われた。

 「児童・生徒の学力向上を図るための調査」は、「学習指導要領に示されている教科の目標および内容」の実現状況、「読み解く力」の定着状況に関して調査したもの。また、学習と関わりのある児童・生徒の意識や生活状況について「児童・生徒質問紙調査」を、学校における指導方法に関する取組みや人的・物的な教育条件の整備状況について「学校質問紙調査」を行った。対象は、都内公立小学校5年生90,894人(学校数1,295校)、都内公立中学校および中等教育学校2年生77,649人(学校数627校)。

 「児童・生徒の学力向上を図るための調査」はペーパーテスト形式。小学校は、国語・社会・算数・理科の4教科を各40分、中学校は、国語・社会・数学・理科・英語の5教科を各45分で実施した。小・中学校の国語および中学校の英語には、リスニング問題が含まれる。

 「児童・生徒質問紙調査」では、各教科についての理解度や、読書時間、朝食などについて、5段階の中から選択する項目があった。「学校質問紙調査」では、学校での児童・生徒の状況、授業改善や前年度の教科に対する取組みなどを複数の選択肢から選ぶ項目などがあった。

 この調査問題および調査結果は、学校教育の改善・充実を図るために活用される。調査の都全体および区市町村別結果は、平成27年11月の公表を予定。調査問題とその解答、質問紙の内容は、都のホームページにて公開されている。
《黄金崎綾乃》

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