9月国連総会に向け署名を…国際NGOによる女性のためのキャンペーン

 英本部の国際家族計画連盟(IPPF)は、2014年5月に世界同時開始を行った「I decide―私の未来は私が決める」キャンペーンの一環として、日本でWebムービーを作成し一般公開を始めた。動画は「I decide」キャンペーンサイト、またはYouTubeなどで閲覧が可能。

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 英本部の国際家族計画連盟(IPPF)は、2014年5月に世界同時開始を行った「I decide―私の未来は私が決める」キャンペーンの一環として、日本でWebムービーを作成し一般公開を始めた。動画は「I decide」キャンペーンサイト、またはYouTubeなどで閲覧が可能。

 I decideキャンペーンは、妊娠や出産のために亡くなる女性の命を救うため、家庭環境や自国の政治、慣習に関わらず女性が自分で妊娠や出産を決められる世界の実現を目指し展開されている署名活動。 キャンペーンサイトによれば、世界にはいまだに伝統的慣習や国の施策によって子どもを産む選択の自由を持つことができない女性や、正しい知識や必要な医療を受けることができない女性が多く存在しているという。

 IPPFは今回のキャンペーンで、国連総会の開催前に潘基文(パン・ギムン)国連事務総長に署名を送ることを目標としている。今回の国連総会はニューヨークで開催される予定で、ミレニアム開発目標に続く世界目標を決める重要な会議である。

 この度の動画は、日本における同キャンペーンの署名活動を活発化させるため、IPPFの東京連絡事務所である国際協力NGO ジョイセフが立正大学付属立正高等学校に協力を呼びかけ作成したもの。実際に、発展途上国で望まない早期妊娠や出産、性暴力などの被害を受けている女性たちは、出演した高校生らと同世代であるそうだ。

 高校生らは、そういった問題を可視化すべく、「世界では2分間に1人の女性が妊娠や出産のために亡くなる」という問題を等身大の姿で表現した。同動画は、世界中の不幸な妊娠と出産をなくすため、国連事務総長に届けるI decideキャンペーンの署名に協力を呼びかける内容となっている。動画はキャンペーンサイトやジョイセフWebサイト、YouTubeで閲覧できる。

《佐藤亜希》

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