大学生の春休み短期留学が3割増、人気はカナダ…留学白書2015

 留学ジャーナルが発表した「留学白書2015」によると、2014年留学先のトップはカナダとなった。大学生では春休みの短期留学が増加傾向にあり、夏休みに国内でのインターンシップが行われることが影響しているとみられる。

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  • 高校生の相談内容
  • 大学生が春・夏休み留学を希望した割合
 留学ジャーナルが発表した「留学白書2015」によると、2014年留学先のトップはカナダとなった。大学生では春休みの短期留学が増加傾向にあり、夏休みに国内でのインターンシップが行われることが影響しているとみられる。

 調査は、2014年1月1日から12月31日の期間に同社カウンセリングセンターの個別留学相談を利用した人と、同社を利用して渡航した留学者の傾向をまとめた。

 2014年に同社を利用した留学先ではカナダが31%でトップとなり、2013年に同率で1位だったアメリカを抜いた。2位はアメリカで29%となり、オーストラリア16%、イギリス13%、ニュージーランド7%と続く。語学留学から社会人向け大学公開講座まで幅広く対応できるアメリカの人気は根強いものの、比較的リーズナブルなカナダへの人気が高まったとみられる。

 また、高校生以下の留学相談件数は4年連続で増加しており、2014年は前年より24%増加した。高校1年生では74.5%が語学留学で、大半が夏休みや春休みの2~4週間の短期留学を希望する。学年が上がるにつれて大学留学の相談が増え、高校3年生の相談では55.6%を占めた。

 大学生の相談件数も前年より1割以上の増加がみられた。春・夏休みにおいては、夏休みの留学が若干減少したのに対し、春休みの留学が3割近く増加した。国内でのインターンシップなどの活動が多い夏休みよりも、制約の少ない春休みが選ばれたと同社は見ている。
《勝田綾》

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