東京都、優良映画1作と不健全図書3誌を新たに指定

 東京都は7月14日、青少年健全育成審議会において、優良映画の推奨と不健全な図書類の指定を発表した。今回、優良映画に「日本のいちばん長い日」1作品が、不健全な図書類には雑誌3誌が新たに指定された。

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優良映画の推奨と不健全図書類の指定
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 東京都は7月14日、青少年健全育成審議会において、優良映画の推奨と不健全な図書類の指定を発表した。今回、優良映画に「日本のいちばん長い日」1作品が、不健全な図書類には雑誌3誌が新たに指定された。

 優良映画に推奨したのは、「日本のいちばん長い日」。1945年8月15日終戦の日、戦争終結のために命をかけた男たちの姿を描いた物語だ。青少年を健全に育成する上で有益であると認められたことが答申理由となっている。公告予定日は7月21日。

 一方、不健全な図書類に指定したのは、メディアックス発行「15の愛情物語7月号増刊」(平成27年5月25日発行)、サン・メディアレップ発行「ジュネットコミックス252 ピアスシリーズ420」(平成27年6月15日発行)、竹書房発行「BAMBOO COMICS COLORFUL SELECT」(平成27年6月22日発行)の合計3冊。いずれも著しく性的感情を刺激し、青少年の健全な成長を阻害する恐れがあると判断した。指定(告示)予定日は7月17日。

 推奨された優良映画は、東京都公報に登載するとともに関係団体、関係機関などへの通知により周知を図ることになっている。一方、告示した不健全図書類は、青少年への販売が禁止され、青少年が閲覧できないように包装し、一般図書類と明確に区分して陳列しなければならないとされている。
《畑山望》

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