藤子・F・不二雄の手により1970年に生れたマンガ『ドラえもん』は、誕生以来45年間、多くの人に愛され続けてきた。マンガの累計発行部数は1億部を超えると言えば、その人気ぶりも窺えるだろう。2015年7月15日に、本作が初めてデジタル化され有料配信を開始した。スマートフォンやタブレット、それにパソコンで、これまでと同じようにのび太やドラえもんの数々の活躍、そしてひみつ道具を楽しむことが出来る。小学館とエイト・ソーシャルウェアの協力で実現した。今回の企画は、マンガ『ドラえもん』の誕生45周年を記念したものだ。『ドラえもん』と言えば定番のてんとう虫コミックスの1巻から45巻まで、全45巻をデジタル化した。価格は税抜400円、小学館公式電子書籍販売サイト「コミック小学館ブックス」をはじめ各電子書籍サイトで購入できる。さらに今回は『ドラえもん』デジタルカラー版もリリースする。こちらはてんとう虫コミックスの単行本をデジタルカラーとして再編したものだ。Vol.1からVol.141まで全141巻となっている。フルカラーで楽しめるのに加えて1巻あたり200円(税抜)と、より手頃な価格を実現しているのも見逃せないポイントだ。『ドラえもん』はマンガ家藤子・F・不二雄が、1970年より描いてきた。小学館が刊行する学年別学習雑誌、「コロコロコミック」などで連鎖されている。掲載誌が多岐にわったており、てんとう虫コミックスの単行本は、作品を分かりやすくまとめたバイブル的な存在になっている。デジタルになったことで、作品の読者もさらに拡大しそうだ。小学館では今後、『大長編ドラえもん』のデジタル化も予定している。こちらは短編作品が数多い『ドラえもん』のなかで、より読み応えのある長編マンガである。毎年人気の劇場映画には、これを原作としているものも多い。今後のリリースも楽しみなものとなる。■ てんとう虫コミックス『ドラえもん』デジタル版配信開始日: 2015年7月15日(水)商品価格: 400円(税抜) 配信巻数: 1~45巻■ 『ドラえもん』デジタルカラー版配信開始日:2015年7月15日(水)商品価格 :200円(税抜) ・配信巻数: vol.1~141「コミック小学館ブックス」、ほか各電子書籍サイトにて販売『ドラえもん』(C) 藤子プロ・小学館