国立国会図書館は、平成28年5月末をもって、近代デジタルライブラリーを終了する予定であることを発表した。今後は、国立国会図書館デジタルコレクションで引き続き、デジタル化資料の閲覧などを利用できる。 近代デジタルライブラリーは、平成14年にサービスを開始。明治以降に刊行された図書・雑誌のうち、インターネットで閲覧可能なデジタル化資料を公開してきた。この度、平成28年5月末(予定)をもって、近代デジタルライブラリーを終了し、同サービスを国立国会図書館デジタルコレクションに引き継ぐという。 国立国会図書館デジタルコレクションは、国立国会図書館で収集・保存しているデジタル資料を検索・閲覧できるサービス。デジタル化資料のうち、絶版などの理由で入手が困難な資料について、国立国会図書館の承認を受けた公共図書館・大学図書館などにデジタル画像を送信し、各図書館で画像の閲覧などが利用できるサービスも行っている。 近代デジタルライブラリー収録資料のURLは、当面、国立国会図書館デジタルコレクションにリダイレクト(転送)されるので、同じURLで利用することも可能だが、Webサイトなどから近代デジタルライブラリーにリンクしている場合は、国立国会図書館デジタルコレクションのURLに変更する必要がある。