大学通信が運営する携帯サイト「教育進学総合研究所」は8月27日、業種別就職者数ランキング2015を発表した。1位は銀行が「早稲田大学」、電力が「名古屋大学」など、多くの業種で旧帝大や早慶上智、MARCH、関関同立といった有名大学が上位を占めた。 ランキングは、各大学の発表(東京大学は「東京大学新聞」を基に集計)より、業種別に2015年春の就職者数が多い順に並べたもの。占有率(%)は、就職者数/採用総数×100で算出。一部、企業が公表したデータを使用している。企業は、日経平均株価指数の採用銘柄や大学生の人気企業ランキングなどを参考に集計可能なものを選定。 建築・住宅と銀行は私立大が強く、建築・住宅は1位「日本大学」264人、2位「早稲田大学」135人、3位「法政大学」97人。銀行は1位「早稲田大学」584人、2位「慶應義塾大学」583人でほぼ同数となり、3位以下は、関西学院大学、明治大学、同志社大学、関西大学が続き、いずれも就職者が300人以上となった。私立大は国立大に比べて文系定員が多いことが一因だという。 一方、繊維や医薬品、化学など研究職が採用の多くを占める業種のほか、造船や電力は国立大が強い。繊維は1位「京都大学」46人、2位「東京大学」42人、3位「大阪大学」「早稲田大学」各33人。電力は1位「名古屋大学」44人、2位「九州大学」43人、3位「大阪大学」40人であった。 ランキングは、今週の無料記事として大学通信が運営する「キャンパスナビネットワーク」に掲載されている。携帯サイト「教育進学総合研究所」に会員登録(月額324円)すれば、すべての記事を閲覧できる。◆業種別就職者数ランキング【建築・住宅】1位「日本大学」264人2位「早稲田大学」135人3位「法政大学」97人4位「近畿大学」96人5位「立命館大学」88人【銀行】1位「早稲田大学」584人2位「慶應義塾大学」583人3位「関西学院大学」373人4位「明治大学」364人5位「同志社大学」355人【繊維】1位「京都大学」46人2位「東京大学」42人3位「大阪大学」33人3位「早稲田大学」33人5位「慶應義塾大学」28人【電力】1位「名古屋大学」44人2位「九州大学」43人3位「大阪大学」40人4位「東北大学」38人5位「京都大学」36人5位「慶應義塾大学」36人