文部科学省は、10月8日、平成28年度全国学力・学習状況調査（学力テスト）を実施するための委託事業（中学校事業）に関し、教育測定研究所と委託契約を締結したことを発表した。契約金額は24億948万円（税込）。 文部科学省は、平成28年度全国学力・学習状況調査において中学校第3学年の生徒を対象とした調査を実施するため、委託事業の委託先機関を総合評価落札方式による一般競争入札を行った。応札者は、教育測定研究所、ベネッセコーポレーション、内田洋行、JPメディアダイレクト、博報堂。 一般競争入札により、委託先機関は総合評価得点1,016.1点で教育測定研究所に決定。契約金額は24億948万円（税込）。平成27年度の委託先機関だったJPメディアダイレクトは、入札価格が予定価格を上回ったため総合評価得点が算定されていない。 教育測定研究所は、事業の実施および事業の実施に係る一連の計画・体制・仕組みの構築や調査資材の設計・作成・梱包・配送・回収・結果提供の実施、採点・集計作業の実施や事業全体の連携・マネジメントを行う。セキュリティポリシーの策定および徹底や情報漏えいの防止も業務内容に含まれる。 なお、同平成28年度全国学力・学習状況調査のうち、小学6年生を対象とした調査事業は10月5日に10年連続でベネッセコーポレーションに決定されている。
