学研プラスは12月3日、「まんがで読む 万葉集・古今和歌集・新古今和歌集」を発売した。中学国語の教科書に載っている3つの和歌集から、約90首の和歌を厳選し意味をわかりやすく紹介。小学生から読めるように漢字にはふりがなをつけるなどの工夫もされている。 学研プラスが発行している「学研のまんが 日本の古典」は、小学生から読むことができ、勉強に役立つまんがシリーズ。これまでも「百人一首」や「古事記」「源氏物語」などさまざまな古典作品をまんがで紹介しており、時代背景や当時の文化を手軽に理解できるという。 今回発売された「まんがで読む 万葉集・古今和歌集・新古今和歌集」では、中学国語の教科書に載っている3つの和歌集から、約90首を厳選。和歌の意味がわかりやすく紹介されているほか、コラムや解説では、和歌集の成り立ちや「和歌」とは何かなどもまとめられている。 小学生が読みやすいように漢字にはふりがなをつけていたり、難しい言葉には注釈をつけたりしているほか、作者情報や和歌の技法の説明も充実している。さらに、和歌の作者同士が親子や夫婦などの場合は、関係がわかるようにまんがのまとめ方や順番も工夫されているので、より理解が深まる。中高生や大人の、学び直しとしても楽しめるという。 「まんがで読む 万葉集・古今和歌集・新古今和歌集」は1,300円(税別)。電子版は、2016年に配信予定だ。◆学研プラス「まんがで読む 万葉集・古今和歌集・新古今和歌集」監修:吉野朋美(中央大学教授)まんが:渡まかな/鎌尾こんぶ/上地優歩/グリコ/込由野しほ定価:1,300円(税別)発売日:2015年12月3日(木)判型:菊版・176ページ(巻頭32ページカラー)電子版:あり(2016年配信予定)