東京都教育委員会は2月4日、平成28年度東京都立高等学校入学者選抜の応募状況（学力検査入学願書受付1日目）を発表。全日制全体の平均倍率は1.49倍、学校別では広尾高校2.70倍、青山高校2.58倍などが高くなっている。願書受付は2月5日（金）正午まで。 都立高校の全日制普通科（コース、単位制、島しょ、海外帰国生徒対象以外）106校の募集人員21,902人に対して、1日目の応募人員は34,788人、倍率は1.59倍となった。前年度と比べ、募集人員は155人増、1日目の応募人員は944人増、倍率は0.03ポイント微増した。男女別の倍率では、男子が前年度と同じ1.55倍だったのに対し、女子は1.63倍と0.06ポイント増加している。 全日制専門学科では、39校の募集人員5,436人に対して、1日目の応募人員は6,624人、倍率は1.22倍となった。前年度と比べ、募集人員は4人減、1日目の応募人員は145人減、倍率は0.02ポイント減となった。学科別の倍率では、国際科2.21倍、芸術科2.14倍、科学技術科1.73倍などが高くなっている。 普通科、専門学科、総合学科をあわせた全日制173校の募集人員は31,942人、応募人員は47,700人で倍率は1.49倍。前年度と比べ、募集人員は179人増、応募人員は651人増となった。増加した651人は、男子221人、女子430人となっており、女子が多くを占めている。 普通科（コース、単位制以外）の学校別倍率をみると、広尾（渋谷区）2.70倍がもっとも高く、ついで青山（渋谷区）2.58倍、日比谷（千代田区）2.45倍、目黒（目黒区）2.42倍となっている。前年度の1日目トップは日比谷（千代田区）の2.78倍だった。 男女別で倍率が高かったのは、男子では青山（渋谷区）2.56倍、日比谷（千代田区）2.56倍、秋留台（あきる野）2.50倍、戸山（新宿区）2.35倍など、女子では広尾（渋谷区）3.11倍、目黒（目黒区）2.76倍、青山（渋谷区）2.60倍など。 入学願書受付の2日目は2月5日（金）正午で締切りとなる。その後は、2月15日（月）の入学願書取下げから2月16日（火）の入学願書再提出期間を経て、学力検査は2月24日（水）、学校によっては25日（木）までの2日間実施。合格発表は3月2日（水）午前9時に行われる。
