【高校受験2016】千葉県公立後期<国語>講評…記述と作文で得点差

教育・受験 中学生

2016年度 千葉県公立 後期 講評 国語
  • 2016年度 千葉県公立 後期 講評 国語
 平成28度千葉県公立高等学校の後期選抜が2月29日(月)、全日制課程の全日制課程117校140学科で実施された。後期選抜の募集人員は11,633人で、志願者数は16,603人。志願倍率は1.43倍だった。リセマムでは、SAPIX中学部(サピックス)の協力を得て、学力検査の「国語」の講評を速報する。この他の教科(全5教科)についても同様に掲載する。

◆<国語>講評(SAPIX中学部 提供)

 例年通りの7題構成でした。前期選抜に比べると大問は1題少ないものの、試験時間は10分短い40分となっているため、スピードが求められます。千葉県立の特徴である聞き取り問題は後期選抜でも出されているので対策が不可欠です。文章はいずれも理解しやすいものですが、慎重かつ丁寧な読解を心がけて、着実に得点に結びつけなければいけません。例年、記述と作文で得点差がついていますので、確かな記述力の養成が必要です。

1、放送による聞き取りテスト
 部活動紹介の原稿に関する話し合いの様子が放送されました。作成された原稿が問題用紙にあらかじめ書かれているため、例年の聞き取り問題に比べると解きやすいものでした。同音異義語の知識が今年も問われています。

2、漢字の読み取り
 話し言葉ではあまり使用されない漢字や、やや専門的な用語が出されましたが、総じて標準的なレベルです。

3、漢字の書き取り
 四字熟語はやや難しいものが出されました。ただし、「間違えやすいもの」としてよく問われる熟語なので、漢字をしっかり学習していた受験生であれば、満点も狙える大問です。

4、相沢沙呼『ココロ・ファインダ』
 高校の写真部を舞台とした小説文が出題されました。受験生にとって読みやすい内容で、心情の把握もしやすかったようです。ひねった設問はなく、読解力がそのまま得点に反映される大問でした。

5、平木典子の文章
 人のものの見方、考え方がどのように形づくられるかについて論じた文章です。記述は文章の要旨について答える内容であり、指定語句がヒントになるものの、受験生にとっては難しい問題でした。

6、『雑談集』
 鎌倉時代の説話集から出題されました。僧侶が戒律で何を禁じられていたかを知っていると、解きやすい問題でした。

7、作文
 昨年同様に資料を読み取って書く作文が出題されました。今年の問題は資料1と資料2の組み合わせについても答える必要があり、出題の意図を正しくつかむことが高得点につながりました。
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 このレポートは2016年3月1日に速報としてSAPIX中学部により作成されたもの。

解答を見る

 なお、SAPIX中学部は新小学6年生、新中1~3年生と保護者を対象とした「高校入試分析会2016」を3月12日より順次実施する。東京、神奈川、埼玉、千葉、兵庫の5会場で実施され、各地域の公立高校や難関国私立高校について、数値を交えての具体的な体験談など、地域に合った説明を行う。分析会の参加申込みおよび会場別の実施日程は、SAPIX中学部のWebサイトを確認する必要がある。

協力:SAPIX中学部
《編集部》

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