今や国内のみならず、世界規模でも知られている「忍者」。ゲームはもちろん、アニメや映画、小説などのモチーフとしても人気を集めています。しかし忍者と一口に言っても、その活躍や役割は千差万別。その実態はこれまで謎に包まれていた面も多く、詳しく知らないという方も少なくないことでしょう。忍術とは自然や社会に対する多種多様な実践的知識の蓄積であるといったことも、近年の科学的な研究により明らかとなった部分です。そんなミステリアスで魅力溢れる忍者に迫る企画展「The NINJA -忍者ってナンジャ!?-」が、日本科学未来館にて開催されます。本展は、現代科学の視点から忍者の技術や身体能力、知恵がいかなるものだったのかを分かりやすく紹介。医学・薬学・食物・天文・気象・火薬・脳科学といった忍者の持つ多方面の知恵について、三重大学の学術研究面での協力などを得て、様々な視点からのアプローチにより解き明かされていきます。また、忍者にゆかりのある地方自治体や団体でつくる日本忍者協議会とも連携。何事にも耐え忍び、強く静かな心で人間の気質や自然環境、社会環境などを掌握する忍者の、困難を生き抜くための技の数々に触れる絶好の機会となります。本展で紹介する忍者・忍術の実像は、激変する地球環境を生き抜くためのサバイバル術に通じるところがあるかもしれません。興味が湧いた方は、足を運んでみるのも一興ですよ。なお日本科学未来館での会期終了後は、三重県総合博物館に巡回する予定です。■企画展「The NINJA -忍者ってナンジャ!?-」概要・会期:2016年7月2日(土)~10月10日(月・祝)・開催時間:午前10時~午後5時(入場券の購入は閉館 30分前まで) ・場所:日本科学未来館 1階 企画展示ゾーン・休館日:7/5(火)、7/12(火)、9/6(火)、9/13(火)、9/20(火)、9/27(火)、10/4(火)・入場料:大人1500円ほか(予定)・主催:日本科学未来館、朝日新聞社、フジテレビジョン・特別協力:三重大学2015 (C) National Museum of Emerging Science and Innovation