サイバーエージェントは3月8日、ゲームクリエイターを目指す小学生にプログラミング学習を無償提供する奨学金制度「ゲームクリエイター奨学金」の募集を開始した。採用者は、小学生向けプログラミングスクールの授業を6か月間、無償で受講できる。応募締切りは3月25日。 小学生にプログラミング学習を無償提供する奨学金制度は2014年度に創設。今回、プロジェクトの一環として、将来ゲームクリエイター(ゲーム開発者)を目指す小学生を応援するための「ゲームクリエイター奨学金」を新たに設けた。 対象となるのは、新小学3年生から6年生、または同様の学齢に該当する人。家庭の経済状況などは問わない。採用人数は若干名。将来ゲームクリエイターを目指していること、アプリやゲームに強い興味・関心があること、Tech Kids School東京渋谷校に通えることなど、いくつかの応募条件がある。 期間は2016年5月から10月までの6か月間。希望者は、Webサイトの奨学生応募フォームから申請する。締切りは、3月25日午後6時。書類審査と2回の特別選考会を経て、合格者を決定する。審査にあたっては、子どもの学習意欲を第一に尊重するため、保護者の一存で応募せず、必ず子ども本人の学習意欲を確認してほしいという。 奨学生に採用されると、サイバーエージェントのグループ会社であるCA Tech Kidsが運営する小学生向けプログラミングスクール「Tech Kids School」の授業が期間中無償で受講できる。また、サイバーエージェントのゲーム管轄CTOによる特別レクチャー、「1日こどもCTO」として社内のゲーム開発現場見学やイベント参加などが予定されている。継続的にプログラミング学習に取り組みながら、ゲーム開発の現場を知り、経験することができるという。 クラレの調査(2015年版)によると、小学6年生の男児を対象とした「将来就きたい職業」ランキングにおいて、「ゲームクリエイター」は4位に入っており、ゲーム開発者は子どもが憧れる職業のひとつとなっている。 サイバーエージェントでは、「ゲームクリエイター奨学金」の取組みを通して、子どもの夢を実現する後押しをしていきたいとしている。また、ゲームやアプリを遊ぶだけにとどまらず、自らのアイデアを形にするものづくりの楽しさを知ってもらい、ゲームの適切な遊び方や使い方も啓発していきたいという。◆ゲームクリエイター奨学金対象:2016年4月からの新小学3~6年生(または同様の学齢に該当する人)人数:若干名期間:6か月間(2016年5~10月)応募条件:・将来ゲームクリエイター(ゲーム開発者)を目指している・アプリやゲームに強い興味、関心がある・継続的にプログラミング学習に取り組んでいる、または取り組める・自宅でパソコンおよびインターネットを使用できる環境がある、もしくは用意できる※パソコンはMacに限る(iPhoneアプリ開発はMacでのみの開発となるため)・Tech Kids School東京渋谷校に通える・日本語によるコミュニケーションが図れる・申請時同意事項に同意できる※所得制限などの条件はない応募方法:Webサイトの奨学生応募フォームよりエントリーする締切り:3月25日18:00(厳守)