文科省「2020年代に向けた教育の情報化」中間取りまとめを公表

 文部科学省は4月8日、「2020年代に向けた教育の情報化に関する懇談会」中間取りまとめを公表した。19ページにわたる報告書と15の資料を掲載している。最終取りまとめは7月末の予定。

教育ICT 先生
教育の情報化が目指すもの
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 文部科学省は4月8日、「2020年代に向けた教育の情報化に関する懇談会」中間取りまとめを公表した。19ページにわたる報告書と15の資料を掲載している。最終取りまとめは7月末の予定。

 学校でのICT活用が進む中、ICT機器の整備や教員のICT指導力の点で課題が明らかになってきていることから、文部科学省は2月15日より、今後の学校教育(初等中等教育段階)の情報化に関する総合的な推進方策について検討を行う「2020年代に向けた教育の情報化に関する懇談会」を開催している。

 中間取りまとめでは、「2020年代の教育の情報化の目指すもの」「基本的な考え方」「各分野における課題と対応」「今後の検討の進め方」の大きく4つについて記載。資料編では、「長野県・喬木村のICT教育環境整備構想」「佐賀県におけるICT利活用教育の取組概要」など、事務局や委員による説明資料や発表資料を載せている。

 基本的な考え方として「授業・学習面と校務面の両面でICTを積極的に活用し、教育委員会・学校の取組を効果的に支援すること」などを明記。アクティブ・ラーニングやプログラミング教育、エビデンスに基づいた学校・学級経営などを推進していくとしている。

 今後、ワーキンググループを設置して具体的な検討を実施し、7月末を目途に最終取りまとめを行い、文部科学省として「教育の情報化加速化プラン」を策定する予定という。
《工藤めぐみ》

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