文部科学省は、地震や豪雨などの自然災害、事件・事故発生時の子どものケアに関する情報「子どもの心のケアのために ―災害や事件・事故発生時を中心に―」をホームページで提供している。 資料は、自然災害や子どもが巻き込まれる事故が発生していることを受け、平成22年に公開されたもの。下記の情報が提供されており、熊本地震の被災者にも参考になるのではないだろうか。第1章 災害や事件・事故発生時における子どもの心のケア第2章 子どもの心のケアの体制づくり第3章 危機発生時における健康観察の進め方第4章 子どもの心のケアに関する対応事例第5章 自然災害時における心のケアの進め方第6章 新潟県中越沖地震に関する調査結果と考察 文科省では「子どもが、災害等に遭遇して強い恐怖や衝撃を受けた場合、その後の成長や発達に大きな障害となることがあるため、子どもの心のケアが重要な課題となっています」と説明している。 熊本県内では多くの学校で、今週中の休校が決まっている。NGOのセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが、熊本県益城町の避難所内に「こどものひろば」を開設し、子どもの心身をケアする支援を開始するなど、子どものケアに関する動きも出始めている。