地中海の風に乗ってきたボディノック式ペン「ミストラル」誕生ストーリー

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 コクヨの『ミストラル』という筆記具をご存知でしょうか。『ミストラル』は、ボディノック式という機構を持った商品。このユニークな筆記具が誕生した背景をご紹介いたします。

 もともとコクヨは、紙製品の製造で創業をしていたので、筆記具の分野では後発でした。筆記具への参入にあたっては、いろいろな方向性が考えられましたが、安くてそれなりのものではなく、高品質でいつまでも長く使っていただけるものを、という想いで開発にあたったそうです。

 そうして、新しい価値を生み出すべく新機構のボディノック式シャープペンシルが誕生することになりました。このボディノック式機構は、書いている途中でも、持ち手を変えずに軸を折り曲げて芯を出すことができるので、筆記作業を邪魔せず、思考が途切れないという特長があります。また軸には高級感のある金属ボディを採用して世に送り出されたのが『ミストラル』だったのです。

 ボディノック式なので書きながら芯を出すのが楽、という他にはない特長がありますが、シャープペンシルの芯は細いので、芯が折れないように調整するのに大変苦労したそうです。

 また、ミストラルとは地中海地区で吹く冷たい風のことで、パリ発地中海方面行のフランス国鉄の特急列車の名前にもなっています。バカンスで楽しくウキウキしたパリ市民を地中海に運んだミストラル。そんな気持ちでこのペンを使って欲しいとネーミングしたと当時の関係者は語ります。

 ミストラルはまだまだ根強い人気があり、今年2月には、創立20周年を迎える「Orobianco(オロビアンコ)」デザインのミストラルが発売されています。このコラボレーションでまた新しいファン層が広がりそうです。

地中海の風に乗ってきた? 1980年代生まれのロングセラー、ボディノック式ペン<ミストラル>誕生ストーリー

《防災訓練生.S》

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