総務省統計局は5月4日、4月1日現在の15歳未満の子どもの人口推計を発表した。子どもの数は1,605万人で35年連続の減少、子どもの割合は12.6%で42年連続の低下となり、人数、割合ともに過去最低を更新した。 4月1日現在における子どもの数(15歳未満人口)は、平成27年に比べて15万人少ない1,605万人。昭和57年から35年連続の減少で、過去最低となった。男女別では男子が822万人、女子が782万人だった。総人口に占める子どもの割合は、平成27年より0.1ポイント低下し12.6%。昭和50年から42年連続して低下し、過去最低となった。 都道府県別にみると、平成27年10月1日現在の子どもの数が前年に比べて増加しているのは東京都のみ。子どもの数が100万人を超えるのは東京都、神奈川県、愛知県、大阪府の4都府県だった。 子どもの割合がもっとも高いのは沖縄県で17.4%。ついで滋賀県が14.5%、佐賀県が14.1%となった。一方、もっとも低いのは秋田県で10.6%。ついで東京都が11.3%、北海道が11.4%となっている。 日本の子どもの割合は、推計時点に違いはあるもののドイツ13.1%、イタリア13.8%、韓国14.3%などを下回り、統計局が掲載した人口4,000万人以上の国の中でもっとも低くなっている。