子どもの遊び場所「自宅」が9割以上、低学年は外遊び人気

 最近の子どもの遊び場所1位は「自宅」92.1%で、2位「公園」49.3%の約2倍にのぼることがバンダイが発表した調査結果により明らかになった。小学生の遊びは「遊具遊びや鬼ごっこ・かくれんぼ」がもっとも多かった。

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小中学生の遊びの内容
  • 小中学生の遊びの内容
  • 子どもの普段遊んでいる場所/(親が)子どものころ遊んでいた場所
  • 学校の授業以外で子どもが時間を使っていること
 最近の子どもの遊び場所1位は「自宅」92.1%で、2位「公園」49.3%の約2倍にのぼることがバンダイが発表した調査結果により明らかになった。小学生の遊びは「遊具遊びや鬼ごっこ・かくれんぼ」がもっとも多かった。

 「小中学生の“遊び”に関する意識調査」は、バンダイが子どもの遊びの実態を探るために実施したもの。小学1年生から中学3年生の子どもを持つ親(子どもと一緒に回答できる人)900人を対象に、2018年3月23日から25日の期間に行われた。

 小学生の遊びでもっとも多かったのは「遊具遊びや鬼ごっこ・かくれんぼ」51.2%、ついで「ゲーム(家庭用)」44.8%、「おもちゃで遊ぶ(ごっこ遊び・ままごと含む)」41.5%、「球技(サッカー、バスケットボール、ドッジボールなど)」40.2%、「ゲーム(携帯用)」39.8%など。

 学齢別にみると、小学1・2年生は「おもちゃで遊ぶ(ごっこ遊び・ままごとを含む)」、小学3・4年生は「遊具遊びや鬼ごっこ・かくれんぼ」がもっとも多かった。一方、小学5・6年生は1位「ゲーム(家庭用)」、2位は同率で「ゲーム(携帯用)」「スマートフォン・携帯電話・タブレット端末・パソコン」がランクインし、小学5・6年生のタイミングで人気の遊びが「外遊び」から「ゲーム」や「スマートフォン」にシフトしていることがわかった。

 中学生の遊びは、1位「スマートフォン・携帯電話・タブレット端末・パソコン」63.3%、2位「お買い物」41.0%、3位「娯楽施設(映画館、カラオケ、ゲームセンター、ボウリング場など)で遊ぶ」36.3%、4位「ゲーム(携帯用)」35.0%、5位「ゲーム(家庭用)」30.7%。小学生と比べると、行動範囲を広げて遊んでいるようすがうかがえる。

 子どもの遊び場所は2位「公園」49.3%に大差をつけて、「自宅」92.1%が1位。3位「友達の家」48.0%、4位「ショッピングモール」21.6%、5位「学校の屋外(運動場など)」21.3%であった。親世代のランキングと比べると、親世代では「空き地」や「寺社」「裏山」が多く、子ども世代では「ショッピングモール」や「映画館」「学童保育所」が多いなど、世代により遊ぶ環境が変化していることが明らかになった。

 学校の授業以外の過ごし方を聞いたところ、94.0%が「屋内で遊ぶ・屋外で遊ぶ」と回答。「学校の宿題」79.3%、「テレビを見る」71.6%、「家族と過ごす」55.4%が続き、家で過ごす時間が多いことがわかった。また、5位には「テレビ以外で動画視聴(You Tubeなど)」43.4%がランクインし、動画視聴の人気もうかがえた。
《外岡紘代》

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