Classi、Knewtonを導入したアダプティブラーニングを本格提供

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 ベネッセホールディングスとソフトバンクの合弁会社Classi(クラッシー)は5月17日、学習支援クラウドサービス「Classi」において、今夏より米国Knewton(ニュートン)のシステムを実装したアダプティブラーニング(個別適応学習)の提供を本格的に開始すると発表した。

 Knewtonは、世界で1,000万人に活用されているアダプティブラーニングエンジン。生徒の学習理解度に合わせて学習するべき内容を個別最適化し、生徒ひとりひとりに対し、次に取り組むべき問題の提案を行うシステムだ。Classiは、2015年に日本で初めてKnewton社とのパートナーシップを締結し、日本においてKnewton社が持つアダプティブラーニングソリューションを提供するべく取り組んできた。

 今回の導入に向け、全国のClassi導入校のうち8校において、おもに高校1・2年生約1,500人を対象に実証実験を実施。Classiのサービスのひとつ「Webテスト」にKnewtonのアダプティブラーニング機能を組み込み、一定期間生徒に問題を解いてもらうことで有効性を確認するというもので、対象科目は「数学」、2015年9月~12月の期間で行われた。

 実証実験では、生徒にWebテストを解いた後Knewtonのアダプティブラーニング機能が推奨する問題と、単純にランダムで出題される問題の2種類を出題。その後の学力テストでは、いずれの場合もKnewtonのアダプティブラーニング機能で学習を行った場合のスコアの伸びが大きいという結果が得られたという。偏差値換算で1~5ポイントの学力向上効果や、生徒の学習時間の増加、満足度の向上が見られるなど、総じて効果を確認できる結果となった。

 こうした実証研究の結果を受け、Classiは教育系大手出版社が提供する各教科のベストセラー問題集から選抜した5万問が使い放題となる「問題集パック」に、Knewtonを採用。今夏より全国の高校・中高一貫校向けにアダプティブラーニングサービスとして本格的に提供を開始する。

 Classiは、ICTを通じた先生の支援事業を、高校から小・中学校、専門学校、大学にまで拡大し、今後もプラットフォームによる学校現場の支援を行うとともに、ベネッセグループ、ソフトバンクとともに、未来を生きる子どもたちによりよい学びを提供するよう、新たな教材・サービスの開発に取り組んでいきたいとしている。
《畑山望》

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