FabLabとは【ひとことで言うと?教育ICT用語】

 FabLabとは【ひとことで言うと】「個人的な創作や発明のために、工作機械を利用できる、物作り工房」

教育ICT 先生
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 特集「ひとことで言うと?教育ICT用語」では、教育ジャンル中心の基礎用語から最新キーワードまでのIT用語辞典として、おもに教育関係者向けに用語をやさしく解説していく。記事を読んでいるときに、わからない用語があったときに役立てていただきたい。

◆FabLabとは


【読み】ファブ ラボ
【表記】Fabrication Laboratory、ファブラボ
【分類】技術/制度/その他
【ひとことで言うと】
「個人的な創作や発明のために、工作機械を利用できる、物作り工房」
【解説】
 「FabLab」(ファブラボ)は、デジタル・アナログの多様な工作機械を備えた、誰もが利用できる物作り工房だ。「自分たちの使うものを、使う人自身がつくる文化」を育てることを目的とし、工作機械を開放している。無料もしくは金銭に変わる交換条件を満たせば、誰でも利用できる。

 マサチューセッツ工科大学(MIT)のメディアラボから始まった運動として、2002年より世界中に広まり、2016年現在、日本にも10か所以上のFabLabが存在している。「FabLab」の名称は、これら施設の名称、あるいは理念の名称として用いられている。運営形態もさまざまで、大学などの教育研究機関や地域、NPO/NGO、あるいは個人によるものなど、それぞれが独自の運営を行っている。

 FabLabでは、できるだけ機材を共通化しようとしており、「レーザーカッター」「CNCルーター」「ミリングマシン」「ペーパー/ビニールカッター」「3Dプリンター」「各種ハンドツール・電子工作ツール(ヤスリ、ドライバー、ハンダゴテ、オシロスコープなど)」などの推奨機材を設置することが、施設側には求められている。

【関連用語】3Dプリンター
【最終更新日】2016年6月7日
《冨岡晶》

冨岡晶

フリーの編集者/ライター/リサーチャー。芸能からセキュリティまで幅広く担当。

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