学びのイノベーション事業とは【ひとことで言うと?教育ICT用語】

 学びのイノベーション事業とは【ひとことで言うと】「ICTを活用した“新しい学び”を創造するため、文部科学省が推進する事業」

教育ICT 先生
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  • 総務省「フューチャースクール推進事業」、文科省「学びのイノベーション事業」のスケジュール(総務省「フューチャースクール推進事業」2014年度ガイドラインより)
 特集「ひとことで言うと?教育ICT用語」では、教育ジャンル中心の基礎用語から最新キーワードまでのIT用語辞典として、おもに教育関係者向けに用語をやさしく解説していく。記事を読んでいるときに、わからない用語があったときに役立てていただきたい。

◆学びのイノベーション事業とは


【読み】まなびのイノベーションじぎょう
【表記】学びのイノベーション事業
【分類】一般常識
【ひとことで言うと】
「ICTを活用した“新しい学び”を創造するため、文部科学省が推進する事業」
【解説】
 「学びのイノベーション事業」は、ICTを活用した“新しい学び”を創造するため、文部科学省が推進するものだ。1人1台の情報端末、電子黒板、無線LAN等が整備された環境により、「子どもたちがわかりやすい授業」「一人一人の能力や特性に応じた学び(個別学習)」「子供たち同士が教え合い学び合う協働的な学び(協働学習)」を目指している。

 2011年4月に、2020年度に向けた教育の情報化に関する総合的な推進方策である「教育の情報化ビジョン」を、文部科学省が策定。同ビジョンに基づき、2011~2013年度には、実証研究を実施し、その報告書が公開されている。実証研究では、総務省が2010年度より推進している「フューチャースクール推進事業」と連携。全国20校の小中学校および特別支援学校を実証校とし、児童生徒に1人1台のタブレットPC、すべての普通教室への電子黒板の整備、無線LAN整備などによりICT環境を構築し、効果・影響の検証、指導方法の開発などを行った。

 2013年6月には、「日本再興戦略」「世界最先端IT国家創造宣言」「第2期教育振興基本計画」が閣議決定されており、引き続き、国ぐるみでのICTの積極的な活用が摸索されている。特に「第2期教育振興基本計画」の「教育のIT化に向けた環境整備4か年計画(H26~29年度)」に基づき、2017年度まで単年度1,678億円(4年間総額6,712億円)の地方財政措置が講じられる見込みだ。

【関連用語】フューチャースクール
【最終更新日】2016年7月8日
《冨岡晶》

冨岡晶

フリーの編集者/ライター/リサーチャー。芸能からセキュリティまで幅広く担当。

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