2017年卒、過半数は就活を終了…7月時点の就職内定率79.8%

 ディスコは、2017年3月卒業予定の全国の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)を対象に、就職活動に関する調査を実施。7月1日時点の内定率は79.8%と高水準であることが明らかになった。調査モニターの58.1%は就職先を決定し、すでに活動を終了しているという。

教育・受験 大学生
内定率の推移
  • 内定率の推移
  • 2017年卒業予定者:7月1日時点の内定率
  • 2017年卒業予定者:内定企業の規模
  • 今後の就職活動について
 ディスコは、2017年3月卒業予定の全国の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)を対象に、就職活動に関する調査を実施。7月1日時点の内定率は79.8%と高水準であることが明らかになった。調査モニターの58.1%は就職先を決定し、すでに活動を終了しているという。

 調査は7月1日から5日まで、2017年3月卒業予定の全国の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)を対象にインターネット調査にて実施したもの。文系男子398人、文系女子373人、理系男子316人、理系女子155人の合わせて1,242人から回答を得た。

 7月1日現在の学生モニターの内定率は79.8%で、6月1日の調査結果54.9%より約25ポイント上昇。前年同時期の50.6%を30ポイント近く上回り、8割に迫る高水準をマークした。2017年卒者の採用が正式に解禁されてから1か月が経過し、就職戦線は大きな山を越えた様相だ。7月時点では、4月に選考解禁した2015年卒者の内定率79.3%とほぼ同水準となっている。

 内定取得学生のうち就職先を決めて就職活動を終了した割合は72.9%。モニター全体では58.1%となった。先月調査より大幅に増加しており、本命企業や大企業の選考結果が出たことで活動を終えた学生が多い印象。一方で、38.1%は就活を継続。就職戦線は大手企業の夏採用や中堅中小企業を主軸に第2ラウンドへと移っているようだ。

 モニター全体の58.1%にあたる就職活動終了者に就職決定企業について尋ねたところ、従業員数が「5,000人以上」が40.0%、「1,000~4,999人」が30.2%となり、大手企業が7割を占めることが明らかになった。41.7%は第一志望だった企業へ就職決定しており、本命の大手企業に就職を決めた学生が多かったことが推測できる。

 また、就職活動を継続すると答えた38.1%の学生の多くは「新たな企業を探している」と回答。今後のエントリー予定数の平均は5.7社だった。今後見直すことについては「志望業界の見直し」が49.8%と約半数にのぼった。引き続き、後半戦ならではの就職戦線が繰り広げられそうだ。
《畑山望》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top