「みらいの教育基金」採択12件発表、ICT教育助成や院内学習支援ほか

 eラーニング専門ソリューションを提供するデジタル・ナレッジは8月23日、「デジタル・ナレッジ みらいの教育基金」第1次募集期間分の助成決定先を公表した。助成採択先は茨城県古河市立下大野小学校や東京農工大学、Manabelle、タイレル出版など。

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デジタル・ナレッジ「みらいの教育基金」
  • デジタル・ナレッジ「みらいの教育基金」
  • A類「みらいの教育」助成 採択件数2件(1/2)
  • A類「みらいの教育」助成 採択件数2件(2/2)
  • B類「デジタル・ナレッジ」助成 採択件数2件
  • C類 奨励助成 採択件数8件(1/2)
  • C類 奨励助成 採択件数8件(2/2)
 eラーニング専門ソリューションを提供するデジタル・ナレッジは8月23日、「デジタル・ナレッジ みらいの教育基金」第1次募集期間分の助成決定先を公表した。島根県吉賀町教育委員会の「吉賀町版家勉プロジェクト」や茨城県古河市立下大野小学校の事業を助成するほか、企業との共同開発にも着手する。

 「デジタル・ナレッジ みらいの教育基金」は、同社が2015年12月に創立20周年を迎えたことを記念して設立した基金。より良い教育環境を実現するための取組みに対し、役務や資材、資金を提供する。A類「みらいの教育」、B類「デジタル・ナレッジ」、C類「奨励助成」の3類に関して「第1次募集は3月1日から4月29日まで行い、全12件、630万円相当の助成を決定した。

 A類「みらいの教育」助成先は、Manabelleとタイレル出版。デジタル・ナレッジは、助成先企業との「プログラミング学習アプリ」質問応答自動化機能の共同開発や、通学困難な児童・生徒、学生に対する院内学習支援プロジェクトへの運営資金を提供する。

 B類「デジタル・ナレッジ」助成先は、島根県吉賀町教育委員会と茨城県古河市立下大野小学校。島根県吉賀町教育委員が行う「吉賀町版家勉プロジェクト」には、タブレット端末および周辺機器の提供や、プロジェクト推進のアドバイザー業務を提供する。茨城県古河市立下大野小学校に対しては、アクティブラーニングの推進先進的な教育を行う外部講師に関わる必要経費や資金提供の一部を助成する。

 C類「奨励助成」の助成採択件数は8件。茨城県古河市教育委員会や東京農工大学、茨城県立日立工業高等学校や福島県岩瀬郡天栄村立湯本小学校などの教育機関のほか、オンライン動画コンテンツの制作を行う個人事業や子ども向けオンラインプログラミング教室サービスの開発と拡充を行う企業などが選ばれている。

 第2次募集は10月3日から11月30日まで。第1次応募期間分の助成対象企画の一覧や、次期応募に関する詳細はすべてデジタル・ナレッジWebサイト内の「みらいの教育基金」で公開されている。
《佐藤亜希》

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