英語4技能の検定「ケンブリッジ英検」スタート、入試活用も拡大中

 河合塾グループは、グローバル化に対応した教育改革が進むなか、中高生を対象とした「ケンブリッジ英検」の試験を実施する。英語の「聞く」「読む」「話す」「書く」をバランスよく評価する、英語4技能の向上に取り組む。

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ケンブリッジ英検
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  • ケンブリッジ英検 大学入試活用状況(2016年7月現在) 画像は一部
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 河合塾グループは、グローバル化に対応した教育改革が進むなか、中高生を対象とした「ケンブリッジ英検」の試験を実施する。英語の「聞く」「読む」「話す」「書く」をバランスよく評価する、英語4技能の向上に取り組む。

 河合塾では、技能統合型授業「GLOBAL ENGLISH」や「TEAP対策講座」、「スピーキング スタート講座」の展開、「TOEFL TEST スピーキング英単語」の刊行など、英語4技能向上のための取組みを進めている。今回はさらに、その取組みの一環として中高生対象の「ケンブリッジ英検」の試験実施をスタートする。

 「ケンブリッジ英検(Cambridge English)」とは、英国のケンブリッジ大学英語検定機構が主催する英語4技能検定。世界130か国で年間約250万人が受験する国際標準のテストだ。初級者から中上級者まで段階ごとに7レベルの試験が設定されており、段階ごとに学習者が実生活のさまざまな状況において「コミュニケーションのために英語をどのように使うことができるか」を適正に評価できるという。学部・学科のすべて、または一部の大学入試でケンブリッジ英検を利用する動きも広がりつつあり、2017年度以降の試験では筑波大や国際教養大といった国公立大のほか、上智大、明治大、立教大などの大学が活用を予定している。

 2016年度の実施会場は、東京、名古屋、大阪の3地区を予定。2016年度は、小中学生向けのYLE(Starters/Movers)、中高生向けKETとPET(いずれも英検準2級相当)、FCE(英検準1級相当)の5レベルのテストを実施する。2017年度以降は、レベル・会場を拡大して展開する予定だ。

 申込み方法や実施会場など、詳細は河合塾Webサイトで確認できる。
《神山千寿子》

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