子どもを自然の中で学ばせたい…ファミリーキャンプの楽しみ方

 「コールマンが考える、ファミリーキャンプの今と未来」と題して、コールマン2017年度製品展示会が9月14日~16日、ベルサール新宿グランドにて開催された。なぜ今、ファミリーキャンプなのか、初心者は何から揃えればいいのかを聞いた。

趣味・娯楽 小学生
コールマン2017年度製品展示会会場
  • コールマン2017年度製品展示会会場
  • 寝室(テント)とリビング(タープ)を連結したスタイル
  • テントの定番「タフシリーズ」に、来年から、小ぶりの2人用、3人用が加わった
  • とんがり頭がカワイイ、ティピ型のテントは最近、人気上昇中
  • 安全で手軽なことから人気が高まっているLEDランタン「クアッドマルチパネルランタン」。でテントのポールなどに着けることも可能。
  • パネルライトは、本体から取り外し、懐中電灯として使用可能。災害時にも1台備えたい
  • 封筒型の寝袋(フリースフットEZキャリースリーピングバッグ)と、ブランケット。ネイビーのボーダー柄がお洒落。
  • マミー型の寝袋(コルネットストレッチ)は、手足を出して防寒着としても使用可能。ストレッチ素材で動きやすい。
◆キャンプで子どもに豊かな学びを

 「オートキャンプ白書2016」によると、ファミリーがキャンプを始めたきっかけは「子どものため」が37.7%で1位。「子どもを自然の中で思いきり遊ばせたい」と思う親が多いと考えられる。広い場所で思いきり走ったり、川遊びをしたり、包丁を持って料理に挑戦したり。普段、家ではできないことを経験できる。夜の真っ暗闇を知らない、星空を見たことがない、火を見たことがないという子も、キャンプの中で自然とそれらを体験することができる。

 しかし「子どものためにもキャンプに行きたい」と思いながら、一歩を踏み出せない人も多い。「自分でテントを設営できるだろうか」「アウトドア経験がないから不安」という人は少なくないという。コールマン ジャパンでは、そんな不安を払しょくするために、年4回程度、各地で初心者向けのキャンプ入門講座を行うなど、わかりやすいマニュアルや動画制作などに努めているという。

 「キャンプ成功の秘訣は、子どもだけでなく、大人も楽しむこと。親だから上手にしなければと思うことはない。子どもと一緒に、失敗しながら楽しんでほしい」と竹島さんはいう。

◆ビギナーファミリーが揃えるべきマストアイテム

 ビギナーファミリーが、キャンプデビューするためには、どんなグッズがあればいいのだろうか。

 同社マーケティング本部 コミュニケーショングループ広告/PRアシスタントの酒井彩香さんに、ビギナーファミリーが最初に買うべきマストアイテムを聞いた。

(1)テント+タープ
 キャンプはテントなしには始まらない。最初に買うテントとしてお勧めなのは「タフシリーズ」。コールマンのテントは大人が立って着替えられるように、高くて広いのが特徴。風雨に強く、通気性もいい。来年から小ぶりの2人用、3人用も加わり、4人用、5人用まで、家族の人数に合わせて選ぶことができる。

 来年から販売されるタフシリーズには、スプリングピンが付き、1人でもテント設営をすることが可能になった。ドーム型テントを組み立てる際、ポールの端をテントの4隅にあるピンに差し込まなければならないが、この作業を1人でしようとするとポールがピンから抜けてしまい難しい。しかし、スプリングピン付きのテントならポールが抜けず固定されるので、1人でも組み立てが可能なのだ。

 テントには、単体のものと、タープを連結した、ツールームタイプがある。ツールームタイプであれば、テントを寝室とし、タープ部分をリビングとして使える。

 単体のテントを購入する場合は、タープも買い揃えれば、ツールームタイプと同様にリビングとして使える。タープがあれば、日よけになるし、雨が降ってもキャンプを楽しめる。

(2)ランタン
 夜は真っ暗になってしまうキャンプ場では、照明器具が欠かせない。2010年頃から分割式のLEDランタンが登場し、安全で手軽なことから人気が高まっている。コールマンが来年発売する「クアッドマルチパネルランタン」は、ランタン本体に、マグネットで取り外し可能な4つのパネルライトがついている。取り外したパネルライトは、懐中電灯のように持ち運び可能。持ち手はスタンドにもなり、テーブル置きライトとしても使える。さらに嬉しいのが、USBポートがついていて、スマホなど電子機器の充電もできること。災害時の備えとしても、一つあると便利だ。

【次ページ】ファミリーキャンプのマストアイテム(続き)
《石井栄子》

石井栄子

子育てから、健康、食、教育、留学、政治まで幅広いジャンルで執筆・編集活動を行うフリーライター兼編集者。趣味は登山とヒップホップダンス、英語の勉強。「いつか英語がペラペラに!」を夢に、オンライン英会話で細々と勉強を続けている。最近編集を手掛けた本:『10歳からの図解でわかるSDGs「17の目標」と「自分にできること」』(平本督太郎著 メイツ出版)、『10代から知っておきたいメンタルケア しんどい時の自分の守り方』(増田史著 ナツメ社)『13歳からの著作権 正しく使う・作る・発信するための 「権利」とのつきあい方がわかる本』(久保田裕監修 メイツ出版)ほか多数

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