AI(人工知能)の進歩は目覚ましい。つまり、これからの世界で真に求められる力は、何を知っているかではないのだ。廣津留さんは日本の子どもたちにも「共有できる場」を作ろうと、2012年の夏からSummer in Japanという活動を始めた。夏休みに地元・大分へハーバード生を無償で招待し、日本の子どもたちに7日間、英語を教えてもらう。英検3級以上なら7歳から参加可能で、子どもたちが英語を道具として自己発信力を高めるのが狙いだ。ハーバード生が7歳児に科学論文やプレゼンテーションの方法を教えるワークショップは世界的にも珍しく、日本各地のみならず、海外からの参加者も多い。2014年度には経済産業省主催の「第5回キャリア教育アワード」奨励賞を受賞している。
未来人から見れば今の親はもはや時代遅れなのに、親が子どもの足かせになっている、と。「私の教育のモットーは、”The best way to predict the future is to invent it.”※です。」 ※アラン・ケイ(コンピューターサイエンティスト)の言葉「未来を予測する最善の方法は、未来を発明することである」